このレビューはネタバレを含みます▼
『薬屋のひとりごと』の日向 夏先生の作品と気付き読み始めました。純粋な原作ではなく、プロットから出版社の方達と意見を出し合いながら作られている作品との事で、多少趣(おもむき)は違う印象です。
神通力を持つ人間を国家資格として〝ヒミコ〟という神さまと呼び、それと相反する思想を持つ組織「超自然学派」が存在し、両勢力の対立がお話の基本にあると思うのですが・・・。
その対立軸は面白いです。
存在自体が謎だった主人公の双子の弟、意味深な、ぬいぐるみの不可解と、実は祖母と一緒に遭遇した交通事故がらみの何か。それに伴う隠された真実。弟にまつわる謎が深まります。
重要な人物であろう「月読命(つきよみのみこと)」の活躍がまだ薄い事、神さま候補を集めた高校が舞台で、登場人物が多く、そのキャラたちの説明で5巻ぐらいまで費やされ謎がおざなりになっている感じが、絶賛するほどの評価にはならないのですが、6巻終わり、お話は動くようです。
期待値を込めて、星5にしておきます。