四人のにびいろ
」のレビュー

四人のにびいろ

akabeko

特濃BL。四人の生き様から目が離せない。

ネタバレ
2023年11月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 濃ゆい……。すんごく濃ゆかった……。
年季入った地雷フリーの腐女子(私のこと)が思わずたじろぐ程、濃ゆい作品でした。なのにページをめくる手が止められず、1冊無料(2023/12/2まで)から4巻まで一気読み。すごい中毒性でした(賛辞)。辛い、痛い、苦しい、ヒリヒリした展開にもどこか病み付きになる魅力があって、四人それぞれの傷や生き様から目が離せませんでした。
誰もがそれぞれ愛憎や執着心を拗らせて、必死にもがいて、なのに何の救いも見つけられない(そもそも問題にも気付けていない)まま、傷付け、傷付き、それでも愛を求めて生きる姿に、心臓をガシガシ揺さぶられる感覚でした。すごかったーーー。
四人の生い立ちがそれぞれ壮絶過ぎて、手放しでハッピーエンドと言い切って良いのか分からないけれど、彼らにとっての最善の終着点には辿り着けたのではないかと思います。…2周読み終えた今、疲労感が半端ないです。

1周目、「そっちがそっち!!?」(受け攻めの解釈違い)という驚きがありましたが、私的に全然OK、というか2周目読了した今となっては「そっちが正解でしたね。。。」と思わずakabeko先生に向かって合掌する心持ちに至りました。
甘々とか胸キュンなラブは出てきません。ドキドキハラハラの読み応え十分、濃ゆ〜いBLをお求めの方にオススメします。
最後に一言。スクワットにしか見えない相さんの騎乗…ゴニョ、最高でございました。(合掌)
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