このレビューはネタバレを含みます▼
リーマンもいいですが、技術を持って頑張る機械工の世界もいいですね。福岡弁?も効果的に使われています。CPはいずれもイケメンではないのですが、好感が持てました。父親が倒れ、社長代理で少しの間のつもりで工場にいったSEの息子は工場のことや旋盤のことはまったくわからず、周囲と溝が生じてしまう。工場のリーダーでもある熟練工の槙は腕はいいものの口は悪いし怖い。でも徐々にわかりあえて・・・。二巻では槙の弟も出てきて社長代理につらく当たる。この設定は他のBLでもありますが、この兄弟は強いつながりがあって、一味違っていました。イケメンは一切出てこない、エチも肉弾戦?と思うような感じでしたが、それでも何度も読みたくなります。脇役がいいですね。特に二巻は槙の弟が働く工場の社長や老熟練工の玄さんが温かみを出しています。