このレビューはネタバレを含みます▼
ヒロインが魅力的。ロマンチックに憧れてる高校生なのですが、感情の表現がストレートなのかと思いきや、心の奥で心臓バクバクさせてるような純情なところがある女のこ。
そして、作家さまの会話のキャッチボールの表現が軽妙でとっても好感が持てます。
ヒロインがヒーローにドキドキさせられて「田島くんめェ」と心で叫ぶのが、これ又すごくイイのです。
幼稚園の時、転んで泣いていたヒロインをおまじないのキスで慰めてくれた「たじまきょうへい」くんが彼女のロマンチックの頂点だったのが、同級生の「田島京平」くんとの新しい出来事で塗り替えられていく過程が、何とも学生さんっぽくてステキです。
そして、彼女の呼び方が1巻ではずっと「熊森」さんとかクマちゃんで表現されていたのですが、2巻になって初めて下の名前が明かされるのも、構成の手法なのか、とっても効いていると思います。
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