幼い時からの執着





2023年11月30日
暮田マキネ先生の作品は、人物に絵柄はソフトなのに、人間関係や背景に背負ってるものが重くドローンとしたものが多い気がします。この作品もそうですね。実親に捨てられ養父母にひきとられ、でもどこか心から安住できないルイ。そんなルイを守ろうと側にいつつ、ルイの寂しさを埋める依存される存在になるヤヒロ。少し病的な感じもしますし、二人が自然と性的な関係になっているのも闇です。ヤヒロがどれくらい自覚的なのかわからないですが、おそらく守りたいという気持ちからの無自覚なんでしょうね。最後はハピエンですが、お互いに共依存しているような、ちょっと病んでるような、スカッとしない感じが残ります。

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lucky さん
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