このレビューはネタバレを含みます▼
重い実先生ワールドで間違いないです(笑)
他はリアル生活の話が多いけれど、こちらは荒唐無稽なSFですね。大橋のから読むと、わからないかもしれませんが。
巨人族のような存在と、一般的な大きさの人げがいる世界。大きい小竹と小さい武田は惹かれ合い付き合うが、身体の大きさが違い過ぎてプラトニックな形が続くが、性欲には勝てない。
武田を好きな友人の大橋に、迫られて身体を許す武田。気持ちは小竹が好きで好きで堪らないのに、快楽を共有することはできない虚しさが、恋と身体を分けた。
が、小竹と武田を別れさせて、自分だけを見て欲しかった大橋の策略により、小竹と武田は傷つく。
武田も大橋を利用した。自暴自棄になっていた夏休み前、居なくなっていた小竹が普通の大きさで現れる。
小さくなるための条件と副作用、武田の後悔、大橋の後悔、森の覚悟(小竹の友人)、それぞれは切ないが、ある時状況が一変する。
大好き同士が身体の違いという理不尽さに負けそうになりながら、葛藤を乗り越える。
武田の自暴自棄もわからなくはない。どうしようもないから、堕ちる理由で…小竹の命がけの思いが奇跡を起こす。
大橋が気の毒だったけど…武田に似ていることがきっかけでも、パートナーに出会えてよかった。両者、執着強めで相性いいでしょ(笑)
1-2巻、番外編の全部が裸率高いです。重い実先生の喘ぎ声の書き方って、臨場感あるんだよなぁ。