背中を預けるには
」のレビュー

背中を預けるには

小綱実波/一夜人見

超大作!高レビューに納得の作品

ネタバレ
2023年12月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本編3冊+脇役目線のスピンオフ2冊、こんなに無我夢中で読む手が止まらない作品は年に1回あるかどうかのなか、期待を裏切らない大作に出会えて寝不足の1週間でした。そしてただ今2巡目で読み返しています。もう最高…。作品はイオニアの記憶を持つレオリーノという辺境伯の末っ子にして絶世の美貌をもつ主人公のお話です。途中から登場人物(名前だけ)が沢山でてきて誰と誰が親戚?んんー?もう頭の中がぐっちゃぐちゃで相関図をくれー、、と何度も心のなかで叫びました(又従兄弟とか分からんよ…)それから主人公のレオリーノがとにかく可愛い。レオリーノの家族と一緒に愛でる私。ブルングウルト辺境伯一家の溺愛エピソードが笑い止まりません。そしてレオリーノが出かけるたびに起こる事件は物語の重要な鍵、前世と現世を行ったり来たりする展開、何度も何度も涙を抑えることができない場面、ずっとこの物語の世界に浸っていたいと思える素晴らしい作品でした。本編ラストは想像を超える内容で沢山の伏線を全て回収していく作品を作り上げた作者様、凄いの一言です。まだ完結マークが出てないので続編を期待をしつつ楽しみにしています。
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