后宮のオメガ
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后宮のオメガ

露久ふみ

受けの美しさを堪能する漫画

2023年12月13日
他の方も仰っている通り、作画が途中からかなり簡素になります。確かに、ん?となる場面はありましたが、私はそこまで気になりませんでした。
なぜなら、受けは基本これでもかと言うくらい美しく描いてくれていたから。モブや、ちょっとしたコマの絵はまぁそこまで気にしなくてもいいかなと。実力はあるので、勿体ないという気持ちも勿論ありますが、受けのここぞと言う時の表情や、美しさはもうさすがとしか言えないです。
それよりなにより残念なのが、修正ですよ!なにあの餅が膨らんだみたいな修正!やっと見られる!と思ったのに、おまたにお餅…。膨らんだお餅…。しかも、おしりにお家が刺さっているではありませんか!屋根は鋭く本体はフワッと、ちょっぴりファンシーなお家が刺さっているよ!酷い、酷すぎる!私のお○ん○ん返して!(私のでは無い)
いやほんと、お○ん○んの場面少ないんだからさ、頑張ろうよ!せめてシルエットは出そうよ!やれば出来るよ!と、修正担当者を励ましたらお餅とお家退けてくれないかな…。BLにおけるおち○ち○は、作品の魂なのに…。作者様がやっていない事は分かっているので、それで評価を下げたりはしないですが、下げたくなるほど酷い修正でした。残念無念。

やべえ、修正の事だけで文字数めっちゃ費やしちゃったじゃん…。
気を取り直して、肝心のストーリーですが、こういうお話は少女漫画等で壮大で緻密に練られた作品を読んだ事があると、予定調和過ぎてハラハラ感が無く、それらの作品と比べてしまうと、まあまあかなという感じではありますが、BLにはそこまで求めていないですし、逆にその予定調和が心地よく、安心して読めるし、こういったテーマの割には短い中で綺麗にまとめてくれて、ほんとありがたい。何よりもやはり、受けのビジュアルとキャラがとても良い。これに尽きます。ありがとうございます。
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