このレビューはネタバレを含みます▼
物語の始まりのところは、これからどうなるんだろうとワクワクして、続きが気になって仕方がなかったです。でも途中で馬場たちの過去篇に入ってから「?」。だいぶ回想が続くな~、と思っていたらそのまま終わり。「え、は、え?」一気に読者が放置されてしまった。過去篇の前に起きた出来事が、結局、三坂たちにとって些細な事件のひとつみたいな捉え方になっているのもなんか不思議。馬場が身なりを整えたり謎の行動してたのが現実逃避!?というよりも目的をもっていたように感じていたのでなんか腑に落ちない。この作者さんの前作「ROUTE END」でもサイコサスペンスかと思いきや最後唐突に「え?、SF?」みたいな終わりだったのもあって今回SF展開来るか?と思っていたらまた違う終わり方。おそらくこの作者さんは意外性のある終わり方を狙っているのかもしれません。