白の九尾は月影の皇子に恋う
」のレビュー

白の九尾は月影の皇子に恋う

ミヤサトイツキ/サマミヤアカザ

ちょっと長いけどめちゃくちゃ面白かった

ネタバレ
2023年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりに500ページ超えの特大ボリューム作品読みました!最初にさて読みますか!と気合を入れたのもあって、スルッと読了。長い割に読みやすく、テンポの良い作品です。2人の恋の障害になると思われた受けの許嫁とやら、最後の方まで出てこないので、結構メインカプのお2人さんが距離を縮めていくまでの過程がしっかり丁寧に描かれていますよ!それにしても、2人とも焦ったく、距離が縮んだかと思えば離れたりしてなかなか焦ったいです。しかも、添い寝したり、キスしたりした上でそんな感じだから、付き合うまでのモダモダ大好き人間としては、とても良いものをお見せいただきありがとうございました。側近の櫂染さんも良い味だしてたし、ヘキセイさんも里が生み出した悲しい人という感じで、もっと知りたくなりました。この人もいろいろエピソード抱えてそうな人だった。結局、里の人は一度も絡んでこなかったね!受けが結婚してさぞ驚いたことでしょう。この里の動向も多分大丈夫だろう、みたいなモノローグだけで終わってしまい少し残念かな。こんだけ長く書くなら受けは里に連れ去られて、当て馬ごと撃退の後、陽華と里ごと九尾意識改革まで持って行ってほしかったけど、続編に期待です←受けのお父さんとかお母さん、きょうだい達には、受けの結婚知って欲しかった。この2人には子どもができるんだろうし、なおさらそう思っちまうな。実は攻めも受けの里の血を引いていた、みたいな設定はよくあるけどやっぱ良いですよね。結ばれるべくして結ばれた2人です。
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