ぼくの狂人くん【コミックス版】
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ぼくの狂人くん【コミックス版】

いとだ旬太

カジュアルに血肉が満載なのでご注意をば

ネタバレ
2023年12月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず、レビュータイトル通りなんですけど、893ネタだけあってマァ…血肉が満載です。バッタバッタと人の命が呆気なく散っていくので気をつけてね、というのと。
あと、気づいたら受けがヤク厨になってたとか、カニバとか拷問、サラッとレ◯プもあるし…と言った具合で【見るなら何が出てきても大丈夫な人向け】ですね。

さぁココからは、何が出てきても大丈夫な人たちへの内容になるんですが…

檜(攻)の…春日部(受)に対しての愛が重すぎて。反しての春日部は教養が無くとも毎日元気!ハピネスハッピーサンディ過ぎて人生イージーとか想ってた矢先に半グレからイチャモンつけられた所から人生転落。檜が春日部を助けて…といった具合からスタート。でも春日部が最近遭ってしまう「ツイてない事」はみんな檜が仕組んだこと。

檜は小さい頃から春日部が眩しくて、欲しくて。だから春日部のために組に入るしかなく。春日部のために人生を捧げたのに当の本人は檜の気持ちなんか知らずに幸せそう。檜の父、柊から「イロに溺れて狂うなよ」って言われてきたが、条件が揃ってしまった檜は春日部を手に入れるべく行動を移したが、春日部は呆気なく手に入ったしあまりにも平穏すぎて「春日部を手に入れる目標がゴールだったから、最近…仕事も何もかもどうでもよくなっちゃった」と部下たちから「腑抜け」と陰口を叩かれてしまう。

その時の檜の様子が、まるで指のささくれと一緒で。ささくれを剥いちゃって、でもまぁ血が出ないしと放置してたらジクジク傷んできて絆創膏を貼ったら血が滲んできて。中々治らないな〜と思って絆創膏を剥がしたら膿んでた…みたいな。
檜がもっと上手くやれてたら結末は変わってたかもしれないけれど、でもそんな上手く行く訳無いし、ナニより檜もコレからの幸せな日々を思ってテンション上がっちゃって雑になっちゃったのかな…まだ23歳だもんね…
それにしても柊…サドすぎて春日部の泣き顔見たいからって実の息子を犯そう!って閃くの…どうかと思うよ…あと檜ママ、もしかしてプレイ中(プレイじゃなかったのかもだが)に亡くなったとかじゃ無いよね…?
柊の過去気になりすぎる…

と、まぉ…ヤバさは実際に内容を見てもらった方が良い。私は凄く好きです。先生ココまでよく書いてくれた…!って読み終わった後、呆然もしたけど救われてなさそうで本人たちにとっては救われた話だと思います。
読んで…!
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