女王オフィーリアよ、己の死の謎を解け
」のレビュー

女王オフィーリアよ、己の死の謎を解け

練間エリ/石田リンネ/ごもさわ

デイヴィットが結構好き

ネタバレ
2023年12月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻を心待ちにしてました。待ちきれなくて単話も買ってしまったから結末はわかってたんですが、2巻が出てすぐに読み返したくらいです。
オフィーリアの葬儀の際の表情とかから、ある程度の犯人の目星はついてたけども、謎解きだけでなく、王配デイヴィットとオフィーリアの関係も、見ていてニヨニヨしてしまいましたねぇ。葬儀の時の下種い笑みを見てしまったことで、オフィーリアは一貫してクソッタレと呼んではいるけど、デイヴィットが女王殺害未遂の犯人として斬首刑に処されようとした夢なんかの表情を見る限り、愛情が跡形もなく消えたとは思えない感じ(何だかんだで憎みきれてないし憎しみにはなってない)で、この2人が他人になってしまうには勿体ないなぁと思うので、原作に手を出してしまいそうです。

1巻を読み返していたら、リアが例え話として語った"ニンゲンの本性"は、オフィーリアを手にかけた3人そのもので、こんなところに伏線があったのかと驚きました。

デイヴィットは、まあ嫌われキャラではあると思いますが、遥かに下種くて胸糞キャラを多々見てきた私としては、清々しいほどにある意味正直だしむしろ好きですね。オフィーリアの王配としてなら、これくらい腹黒さがあった方がいいんじゃないかなぁと思うし、このタイプが興味関心を経て愛していくパターンは大好物なので、漫画も続くといいなと思ってます。
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