このレビューはネタバレを含みます▼
すごい、本当にすごい。世界観の作り込み、そして読者をいとも簡単にその世界へ誘う構成に絵力。息をするのを忘れてしまうくらい、1ページ1ページを大切に読みました。本当にこんな島がどこかにあるのかも、そう思った矢先に、私たちの住む「本物の世界」が出てくる。スマホとかタブレットとか、SNSとか、よくあるツールが島と世界を繋ぐ。決してSFチックなわけでもなく、ファンタジーでもない。私たちが知らない、どこか遠い海に浮かぶ島の話。
4巻終了時点で、懸念事項だらけのストーリーです。みんなが幸せ、平和に、穏やかに生きられる未来は来るの?エルヴァは長生きできる?二人は幸せになれる?他の覡も笑っていられる?完結していないことに感謝するのは初めてです。これからも「夜明けの唄」を追いかけられるなんて…!どうか登場人物含め、作者様が日々健康に、楽しく誇りを持ってペンをとり続けられますように。