芽ぐんだ恋に恋わずらい【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】
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芽ぐんだ恋に恋わずらい【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

ニラカネユキ

初恋はこうして成就していくものなんですね

ネタバレ
2023年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ はじめましての作者様。
表紙の絵と試し読みで惹かれ、秒で大地くんの可愛さの虜になってしまいました!!!また、大地くんの絶対的存在ハル兄こと春も口元ホクロが色っぽい美人さんで、慕ってくれる大地が可愛くてしょうがない!が全身からあふれていて。微笑ましい事限りない2人の関係がジレてもたついて、と王道っちゃ王道ですが読後やっぱり好きなストーリーだったなぁ~としみじみ反芻してしまうのです。

可愛くて守ってあげなきゃいけない存在から、身体も心も成熟していく大地の色気にハル兄としての余裕が揺らぎはじめるんですよね。←きたきたっ!!大好物なやつ!
一方、大地くんの心渦巻く独占欲に変わるまでの心理描写が成長と共に丁寧に描かれているだけに、よりハルの動揺っぷりが伝わりました。特に決定打になったのは、添い寝の背中越しの行為。大地が部屋を出る瞬間の襖の向こうの光と暗闇との対比が印象的で、ハルの心拍数とシンクロしてしまいバクバクものでした!

「可愛い弟」から脱却する為、何とか自分に振り向いてもらえないか、奮闘し高校生なりに焦って答えを見つけ出そうと空まわりしたり、一生懸命な所が大地くんの魅力でもあり、苦しい部分でもあります。
当のハルも、小さい頃からのまっすぐぶれない好きに刷り込みだと言い聞かせ、気の迷いだと距離を取りましたが、もう既に気持ちは大地に傾いてましたね!!あ~良かった、ラストは本当にほっとした瞬間でした。ちゃんと2人が結ばれる場面まで描かれていましたが、その後のイチャイチャもありましたが!まだまだ、見たりないんですがダメですか?
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