このレビューはネタバレを含みます▼
*名作、と多くの人から言われている理由が良くわかりました。
これは本当に…名作。。上手く言葉が出てきません。
オズやテオの葛藤が手にとるように伝わってくるし、ダニーやクロエの想いもまた同様で。
自分の生きる世界を自ら選ぶ、それがこんなにも大きく辛い決断(決めて・断つこと)になる環境の中で生きたことがない甘っちょろい私は、想像するしかないけれど。
愛する人と生きることを選んだ彼らには、今後おそらく山ほど降りかかってくるであろう苦難も一つ一つ共に乗り越えてうんとうんと幸せになって欲しい。
きっとそうなるであろう希望に満ちたラストシーンの美しさにまた目頭が熱くなります。
この後続編の『親愛なるジーンへ』を読むわけですが、すでに今、心の柔らかいところをぎゅっと掴まれたような心持ちがします。
はぁ読んで良かった…名作ですね。間違いなく!