このレビューはネタバレを含みます▼
2巻が出たので、改めて最初から読み直しました。ヒロインの死から始まる大胆な内容にビックリ。妖精王との古からの約束に従い、10日間だけ生き返り、願いが叶うという。オフィーリアは自分を殺した犯人を見つけ出すことを誓う。出だしから、もう、面白い!たったの10日間で犯人を見つけ出すことなど可能なのだろうか?そして、優しいだけでお飾り的な存在だった女王は、自分を前面に出し、言いたかったことを言い、より、女王然として立ち上がった。いやいや、オフィーリアってば格好良いんですげど!それにしてもこの謎解き。オフィーリアは3度殺されていたというオチ。憧れ故に、焦り故に、欲望故に、なんて自己中心的な馬鹿の多いことか…。10日間の縛りの無くなったオフィーリアの治世をもっと読んでみたかったです。