攻め視点のラストがとても良いです

ネタバレ

2024年1月8日

このレビューはネタバレを含みます▼ 正直なところ、この作品は合わないかもな…と思ってずっと先送りにしておりました。やっぱり受けが女好きという設定がな…と。でも、実際女の子とヤるシーンとかは出てこないし、せいぜいキス止まりです。食い散らかしているという具体的な描写はそんなにないので、そこを気にして購入控えてる方は安心してほしい。でも、まあ…やっぱり攻めからの連絡気分でスルーしたり、一時期完全に忘れていた、みたいなことは書いてあるので、合わない人はいると思います。わたしも、攻めが好きなのでちょびっと辛かった。でも、疋嶋先輩から軽めのお灸も据えられて、受け自身このままじゃダメかも…と思って気持ち入れ替えてからはよかったと思う。まあ、欲を言えば攻めが誰かから言い寄られてて、ヤキモチを焼くとか焦ってもっと必死になる、なんて展開があればもっと良かったかな。受けはもっとがんばってもいいと思うよ…こんな良い攻めいないよ…女の子はOKというルール…やっぱり受け入れられない…浮気は浮気だよ…。この受け、自分は変わらないのに、攻めが女の子からちょっとモテてるの見たら不安になって、疋嶋先輩にぐちって、なんかそこが嫌なんよな、もやる…。まあ、この後の巻き返しでだいぶ落ち着きましたけども。どうしても、攻めかわいそう、という気持ちは最後までなくならなかった。だからこそ、最後の攻め視点で、お前も俺のこと好きになってくれたんだなって、自覚するシーンに涙出るほどジーンとくるわけですけどね。お互いの家に行き来してるというよりは、ただホテル行ってすることしておしまいみたいな10年だったみたいだし。旅行にも行ってないどころか、宿泊すら共にしてないとか（攻めはそれでいいの…？）なんか、攻め健気すぎやせんか？健気で、一途で、どこか一方通行な愛だ。安西リカ先生の作品の中では異質というか、新しいです。新たな展開って感じでした。

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20230418 さん

(－/－) 総レビュー数：78件
まめぶぅさん

(女性/50代) 総レビュー数：259件

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