鷹神様と憐れな生贄
」のレビュー

鷹神様と憐れな生贄

丹野ちくわぶ

悲しいことを乗り越えて

ネタバレ
2024年1月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 妹のために雨を降らせるために身を差し出した累。幽世で悲しい過去を持つ同士が出会って惹かれあっていく。神と贄。最初は距離もあるし、人間嫌いなので迷惑そうな叢雲でしたが、雨と妹のためとは言え、一生懸命に下働きをしている累を見て、人に対する気持ちがだんだん変わっていきます。お屋敷のたぬ吉が累を助けてくれます。可愛くていいやつです。叢雲と累が禁域のことでもめてしまった時もちゃんと累の味方をしてくれます。一生懸命な累は味方を増やしていき、ついには叢雲と気持ちを通じ合わせるのです!最初は単なる処理というか、嫌がらせだったのに…!身も心も結ばれて、お子まで!累の本当の名前は燕。足を悪くしてから累と名乗るようにしていたのですが。切ない。時々、燕は妹の雛の様子を知る事ができます。そんな優しさが、叢雲のいいところですね!可愛い絵柄でちょっとえつちで読みやすいです。子供達にも癒されます。ら
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!