ロマンチック・エレジー
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ロマンチック・エレジー

左藤さなゆき

続きが気になるっ!

ネタバレ
2024年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作の主人公・旭の”運命”として登場した遊真のスピンオフ。そっかぁ・・・10年も引き摺っちゃったのかぁ。仕方なかったこととはいえフラれた側の心の傷は計り知れないですよねぇ。好きなひとの幸せな報せを聞くたびに何度もぶり返す痛み。わかるなぁ。

そんな遊真の前に表れた声がそっくりな誉くん。性格は旭とは真逆でなんだかサバサバした感じ。彼もまたβであるがゆえの苦悩を抱えてて、慰め合いの末にお付き合いすることになるわけだけど。双方の過去が追いかけてきてなんだかメチャクチャ気になるとこで「待て次巻!」になってしまいましたね!? そりゃないよおおおw

いやしかし、ホントにこの作家さんは運命とか番にまつわる苦悩をお話として取り入れるのがお上手だと思います。運命に翻弄されるΩのお話は数多あれど、α側の苦悩に焦点が当たるお話ってあんまり見ないので、その意味でもすっごく読みごたえはありますよ。

次巻、心待ちにしたいと思います!
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