猫と竜
」のレビュー

猫と竜

佐々木泉/アマラ/大熊まい

+α リラックス付いてくる

2024年1月12日
竜が人型になる漫画は多くあれど、猫型に変身するというのは此方だけでしょう…狼少年ならぬ猫竜おじさん。
猫に育てられてのち子々孫々と産まれる猫の守護者になった竜と、人語を解し魔法を扱う猫(ケットシー)達の物語。そこへ友好的に関わる人との交流ドラマもガッツリ加わります。
序盤はその竜自身にまつわるストーリーが、途中から色んな猫や人間達にスポットが向けられ群像劇の様相に。主役が毎回切り替わり、時系列も時々飛びます。なのに纏まりがあって読みやすい仕上がり。それぞれの出会いや巡り合わせ、成長性が楽しめます。
じわじわ世界観見せてくタイプの作品は大好きなので全部買いました。森に棲息する生き物がどれも可愛く、微笑ましいエピふんだんでリラックスして読める。寝入りに最適かもしれない。
やたら人間くさい猫の面々に、最強ママにゃん、グレートデーモン兄貴、チートな老騎士など個性豊かなキャラが大勢いらっしゃいますが…家出冒険王子×魔法の天才爆弾娘の回がいつも楽しみ 。(単話と思いきや続き物だった。)
巻数重ねるほど面白くなるやつですにゃん。
いいねしたユーザ8人
レビューをシェアしよう!