おっさんだけど聖女です
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おっさんだけど聖女です

桃瀬わさび/にやま

気遣いの良妻(攻)と無茶する夫(受)

ネタバレ
2024年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 苦労をかけるが、俺についてきてくれるか?的なことを言うのは受のほうです。
攻は気遣いの人でまさに良妻。イケメン騎士なんだけど、おっさんの前では赤面したり心配したり強い言葉で叱責したり反省したり忙しいです。年下攻の宝箱です。可愛い。
受は無茶しがちで欲のない人ですが、年少者を気にかけるなど、大人として成熟しています。男として生きてきた年数は受の方が長いわけですから、おっさんが男らしいのは当然で素晴らしいことです。いちゃいちゃの中でも負けん気を発揮したりしてて大変良かったです。
濡れ場も段階を踏んで、急いだ感じも無く、しっとりとした雰囲気で進んでいきます。激しい描写は無いけれど、ふたりがゆっくり心と体を重ねるシーンが続き、ずっとドキドキしていました。
42歳と、今まで読んだおっさん作品では最年長でしたがとても良かったと思います。なんだか健康になった気がします。ありがとうございました。
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