このレビューはネタバレを含みます▼
作者様買いです。失踪した兄を探しながら探偵業を営む吉野と元調査対象者で仕事と家を失った菊池。吉野の兄を探す中でサスペンス要素もありますが、菊池が常にお気楽な感じで重い雰囲気になり過ぎません。孤独な猫とは誰のことか。ふらっと転がり込んだ菊池のようでもあるし、兄と離れて不安で不安定な吉野のようでもあるし、一人孤独な任務につく吉野の兄のようでもある。事件が解決して大団円でしたがさらっとした終わり方。今後も続きがあるのかな。菊池と吉野の関係はこれからって感じなのでまだ先が読みたいです。星4.6