このレビューはネタバレを含みます▼
新刊初読み作家様。クライムサスペンスが大好きで、あらすじを見て即買いしました。
1960年代アメリカ。
失踪者多発事件を追っていた刑事が、人里離れた山中で猛吹雪に足止めされ、たどり着いた教会にいた妖艶な牧師に翻弄される物語――。
犯人探しとかはないので、ミステリというよりサスペンス色が強いです。
主人公は刑事ですが、それは二人の舞台背景みたいなもので、ミステリやサスペンスというより、彼らの愛と官能の物語だと思いました。
えちシーンは綺麗で官能的でしたが、物語の流れが私にはちょっと早すぎて置いてけぼりに。。
あと絵的に教会の建物の構造がわかりにくかったり、牧師の守秘義務が迷子になってたり、細かいところが気になってなかなか話に入り込めなかったのも残念でした。
…でもでも!!
物語の核となるテーマ、彼らの愛と情熱は好きでした。
ラストシーン、すごく素敵でグッときました。
タイトルは一番好きだったシーンから。
あのシーンにあの曲…この作家様のセンス、好きです。
これからも応援したい作家さんだなと思いました。