このレビューはネタバレを含みます▼
その境遇からビツチ&カップルクラッシャーになってしまった怜央が、もさい聡一に恋をするお話。
怜央はやっていることはヒドイが、本当は悪い子ではないので…
愛を知らないため、心の隙間を埋めようと自暴自棄になる様は、痛々しくて見ていてヒヤヒヤした。
何度読んでも、そんな怜央と聡一がきちんと向き合う場面では涙が出てしまう。
愛し合う2人の姿を温かく見守ったが、聡一はよほど顔面にコンプレックスがあるのか。
それとも怜央に夢中だったのか。
メガネがズレてもなお外さずに怜央を抱き続ける姿が面白かった。
脇役の友人シゲちゃんも温かくて最高。
それにしても靴川先生の描く人物は眼力が半端ない。
とても魅力的。