暗くて深い闇と愛がある物語





2024年1月23日
幸せを諦めて生きているバーテンダーの男が遠い親戚の大学生と再会し、共に過ごす時間の中で愛し愛される幸せに気付くお話。
とにかく全体的なストーリーが暗くて重く、とても色々なことを考えさせられる作品です。ネグレクトの父親、無理矢理襲ってきた実習生など、すみれが何も感じないように心を殺した過程は胸が苦しくなるものでした。そう思わないと生きていくのが辛い現実を、それでも生き続けなければいけないなんてと、すみれが平気なフリをするほど心痛かったです。特に、「雑にされたい」という悲しすぎる願いなのに、すみれの言葉には納得できる程の実感が込められていたのが印象的でした。
そんな中で出会った佑真は、高校生の時は心もとない感じでしたが、再会した後はまるで生まれ変わったかのように生き生きとしていて、変化に驚かされました。そして、すみれに認めてもらったことで自信をつけた佑真がすみれに惹かれていくのは当然の結果だと思います。
家出してきた経緯から境遇に似たものを感じていたすみれですが、実際は家族にとても愛されていたからこその悩みだったのだと気付き、距離を置こうとします。佑真がいい子だからこそ、もっと明るい世界で生きてほしいと思ったのでしょう。でも、諦めずに伝え続けてくれた佑真の心が少しずつすみれを変え、やっと幸せになっていいと自分を赦した瞬間は涙が出ました。ママが言ったように、幸せは自分で掴む。ようやく前を向いて動き出せて良かったです。これからはすみれの心が喜怒哀楽でいっぱいになれたらいいなと思いました。
そして、最後のYesNo枕の描き下ろしは最高でした。もっと二人のいちゃいちゃが見たかったです。
とにかく全体的なストーリーが暗くて重く、とても色々なことを考えさせられる作品です。ネグレクトの父親、無理矢理襲ってきた実習生など、すみれが何も感じないように心を殺した過程は胸が苦しくなるものでした。そう思わないと生きていくのが辛い現実を、それでも生き続けなければいけないなんてと、すみれが平気なフリをするほど心痛かったです。特に、「雑にされたい」という悲しすぎる願いなのに、すみれの言葉には納得できる程の実感が込められていたのが印象的でした。
そんな中で出会った佑真は、高校生の時は心もとない感じでしたが、再会した後はまるで生まれ変わったかのように生き生きとしていて、変化に驚かされました。そして、すみれに認めてもらったことで自信をつけた佑真がすみれに惹かれていくのは当然の結果だと思います。
家出してきた経緯から境遇に似たものを感じていたすみれですが、実際は家族にとても愛されていたからこその悩みだったのだと気付き、距離を置こうとします。佑真がいい子だからこそ、もっと明るい世界で生きてほしいと思ったのでしょう。でも、諦めずに伝え続けてくれた佑真の心が少しずつすみれを変え、やっと幸せになっていいと自分を赦した瞬間は涙が出ました。ママが言ったように、幸せは自分で掴む。ようやく前を向いて動き出せて良かったです。これからはすみれの心が喜怒哀楽でいっぱいになれたらいいなと思いました。
そして、最後のYesNo枕の描き下ろしは最高でした。もっと二人のいちゃいちゃが見たかったです。

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