僕らのミクロな終末
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僕らのミクロな終末

丸木戸マキ

なんかなぁ

ネタバレ
2024年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結末は地球が本当に滅亡してほしかったな。超能力ってあまりにファンタジーでご都合主義にも程がある。一回死んで息を吹き返す少年とか有りなの?なんでもできるじゃんそんなの。しかも本人無自覚だけど超能力使えるなら主人公が崖から落ちる瞬間助けてあげなよ。めぐるの時は障害物浮かせて助かったのに。攻めと距離縮めさせるために怪我させる展開にしたかったのだろうけどこの部分もあまりにご都合主義。私はもうすぐ病気で亡くなってしまうので自分と重ねながらこのお話を読んでた。現実は奇跡なんか起こらない。だから読んでいてなんか虚しかった。BLはファンタジーだと言う人もいるけどタイトルにも終末とあるのだからリアリティーが欲しかった。滅亡すると思って飛び降りて亡くなられた人々が不憫すぎる。だったらニュースとかで隕石の軌道変えるために作戦立ててるとか上手く行けば軌道逸らせることに成功するかもしれないとか報道すべき。そしたら踏みとどまった人もいるだろうに死を軽く描きすぎて腹立つ。こんは私は終末期にBL読んで必死に耐えてるよ。このどうしようもない絶望に寄り添ってくれるお話を探してたのにな。
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