特務刑事オメガパンチ (合本版)
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特務刑事オメガパンチ (合本版)

りーるー

とてもいい

ネタバレ
2024年2月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵は好みではなかったのですが、愛嬌のある絵です。エチシーンも色っぽくはないです。異能Ωの高森と部下のβの三好。警察ではΩは差別される対象であり、常に足をひっぱられるものの、フェロモンが絡んだ事件解決に奔走する二人。猪突猛進で常に直球の発言をする三好に心身共に救われていく高森。この二人のちょっとはずれた感じのやりとりが楽しいです。また、脇役もうまく設定されています。高森を警察に引き込んだ嵯峨野はΩへの偏見がなく、あたたかく高森を見守ります。嵯峨野の番でΩの室生は警察医であり高森の主治医。きついことを言いますが、高森の理解者でもあります。Ωを馬鹿にし、出世欲の塊の岸も、最終的に悪者になりきれない。高森と三好のコンビの話をもっと読みたいです。
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