暴君は狼奴隷を飼い殺す
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暴君は狼奴隷を飼い殺す

鳥舟あや/アヒル森下

せめて金環を少し緩めてあげて(痛)

ネタバレ
2024年2月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の「近くの川に身投げした」と同様に、読んでてヒリヒリとした痛さがそのまま伝わってくる感じでした。推定年齢20才前後、それまで名前もなかった奴隷のシツァ。この世界では奴隷は背中に持ち主の名を刺青される習慣があり、シツァの背中にもかつての主人の名が3つ刻まれていたが、新たな主人となったイェセカに一際大きく刺青を彫られて。局所に金環をきつくはめ込まれ、排泄もじわじわとしかできなくなってしまった身体をいたぶられる。前・戯も何もなく流血させながらの結合。せめて金環は…少し緩めてあげてーー(痛)唾液血液◯液いろいろまみれで、宦官にもボロボロにされるのでこの辺りは好みが分かれそうです。イェセカは城主として多くの使用人にとっては良き主人。【暴君】は悪政をする権力者って意味ではなく、シツァに対してだけの嗜虐。最初読んだ時はメリバ?と思ったけど、もう一度読んだらハピエンと言ってもいいような。最後の最後でシツァの名前の意味がわかります。私的にはよかったです♪
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