千秋
」のレビュー

千秋

梦溪石

読む前の心構えについて

2024年2月9日
これはあれですね。私も最初かなり戸惑いましたが、魔道祖師や天官賜福や鎮魂のつもりで読んだらだめなやつです。物語は地味に進むし、地名や宗教的なものが分かりにくいし、BL?って感じだし。それでも読み終えてみると、何か心に残るというか、じわるのです。全て失いぼろぼろの体になった受けが美しい心のままで変わっていく様を、読者は傍らからそっと見守るのです。日本語訳は素晴らしいです。鎮魂は訳が作品を台無しにした。私は頑張って二人の行方を最後まで見届けようと思います。
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