死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ)
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死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ)

六つ花えいこ/秋鹿ユギリ

概ね好き。おしい。

ネタバレ
2024年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 漫画から続きが気になりすぎて小説を読みました。つかみは抜群のお話でした。なんかもう、一巻の終わりではいてもたってもいられず、二巻は即買いでした。二巻のヴィンセントが頑張ってるところはいいんですが、他の方の書いてある通り、読者にとっては馴染みの薄い第二クラスの面々の話が入り込みすぎていて、初めてなのに飛ばしていいかな?と思ってしまいました。そして読み終わった今も飛ばして全く支障がない内容でした。そもそも一巻ではオリアナの元お友達は描写も少なくて、キャラも濃すぎる…お上品な箱入り娘たちが集まってる割にはかなり下品な小ネタが多いと思いました。ヤナとアザラクは大好きなわきキャラでしたが、本編の生きるか死ぬかの最終決戦の間に挟み込むのは、流石にどうかと…。特進クラスの友達だって二週目のヴィンセント命のオリアナを受け入れてくれてたのになぁ、と、第二クラスだけフューチャーする意味があまり分からなかったです。そして何よりミゲル!!!2人の7倍は苦しんだだろう彼と、ヴィンセントとオリアナが竜の試練を乗り越えたあともっとそれについて語らったり労ったりして良くないか?とか、そもそも竜の試練って結局なんなの?竜木が燃やされなきゃいいの?と、なんだか未消化な部分が多い気もしましたが、とにかく2人が大団円みたいなのでまあまあ読後は満足でした。行きすぎたわきキャラの扱いとかちょっとファンアートの域を出ないような構成な気もしましたが、つかみが抜群だったので、読んでそこまでがっかりはしないと思います。
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