傲慢な貴公子はオメガに堕ちる ~隷獣アルファを愛した代償~【イラスト付き】【単行本書き下ろしSS付き】
珈琲きの子/MEGUM
このレビューはネタバレを含みます▼
公爵嫡男で身分は相当高くても家族に愛されず孤独なヨアン。「運命」を喪い生きる目的の無い獣人イェレ。違法な取引先で主人と奴隷という立場で二人は出会い、主従関係となります。本当は手放したくは無いが学院卒業と同時に主従関係を解消しイェレは故郷に帰る未来が待っていて、最後の思い出にと行った事が未来を変える重大な事件に発展。
1巻は出会いから自分のおこした事で後悔に苛まれるヨアンとどうしてイェレが奴隷になってしまったのかいきさつが両方の視点から書かれています。2巻からようやくイェレが番としてだけではなくヨアンに愛情を持って接しているのでここまで長かった〜っと思うけど無駄な描写は無いので苦にならず読むことが出来ました。
不憫、健気受け、獣人、オメガバース、不幸から幸せになる過程が好きな人は読むことをオススメします。
「全ては僕が愛した所為」の元タイトルの方が好き。
本を手にとって貰うにはわかり易い(長いラノベ風)タイトルにした方が良いのかもしれませんが、ヨアンは傲慢じゃないよ〜と言いたいです。
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