紙の舟で眠る【単行本版】
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紙の舟で眠る【単行本版】

八田てき

むずっ

ネタバレ
2024年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 難解で暗い、でも退屈しないで一気に読めます。絵が圧倒的、緻密だからでしょうか。
「遥か遠き家」で知った作者様。「遥かー」はわかりやすいけれどズシンとくる作品でした。今作はラストは大丈夫です(大丈夫て~)。最後まで読むとなるほどと思えます。ただそれまでのミスリードに無理がないかと思う点も少しありましたがどうなのでしょう。もう一度読むと納得できるのかな。しかし二度読む元気が…。
芸術に関わり生み出す者の苦悩や狂気コワッていうのが感想です。八田先生は映画や文学に造詣が深くていらっしゃるのだと思います。江戸川乱歩っぽい?知らんけど。←逃げてます。
BLの多様性はすごいと思いました。いろいろ規格外ですね。
2023年12月 上巻 総248ページ 下巻 総226ページ 修正=見えない構図
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