四弦のエレジー
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四弦のエレジー

梅内創太

貴方は私の半身

2024年2月27日
別名義ですがBL「さよなら、ナナシのバイオリン」の作者様。
音楽が「画像として視える」アリョーシャと、超絶技巧のヴァイオリニスト・エンリコの物語。

とても画力の高い作者様。音楽が視覚化されるシーン、本当にすごかった。一気に物語に入り込み、心を持っていかれる。もうこれだけで文句なく☆5の世界。

…でもこの作品、青年漫画として読むより、ブロマンスとして読んだほうが刺さるんじゃないかな…。
ブロマンスとして読むと、萌えどころがギュンギュンでヤバいです。とても美しく純粋で、キリキリと胸に刺さる。
二人が性的にどうこうというのは一切ないのですが、二人の間にあったのは、確かに愛だと思った。

タイトルの4弦のエレジー(哀歌)と、それに含まれる意味……。

読み終わったあと、とても切ない気分になった。
でも、ものすごく美しい物語だった。
きっとBLを読む人には刺さると思う。

....余談ですが、巻末に物語で登場した音楽の楽譜が入っています。どうしても聴きたくて、スマホのアプリを使ったらなんとか聴けました。ドラゴン、すごくかっこよかったです
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