このレビューはネタバレを含みます▼
『昭和』という時代を妙に懐かしく思い出す今日この頃…昭和11年戦前のお話です。
帝国海軍に勤める瀧昌さんと結婚するヒロインですが、結婚式をはじめ海軍の旦那さんとの結婚生活は、当然のことながら大変な日々…なんですが、このヒロイン割と楽天的。『質実剛健』が服着てる様な瀧昌さんも、中身は至極普通な若い男性。2人の初々しい心の声にムフフでした。
ただ、お国を守る瀧昌さんが命懸けなのは間違いないわけで、ヒロインの不安な心情を思うと、胸痛みます。無事である事を願いながら、そして感謝の気持ちで読みました。
想像通りの話ではあるけれど、とてもとても優しくて、そばにある幸せは当然ではないのだと思い出させてくれる作品です。