喧嘩は強くて心はピュアなキラキラヤンキー

ネタバレ

2024年3月1日

このレビューはネタバレを含みます▼ 小学生の紫万ちゃんにはママはいませんが､素敵なパパか二人います｡かつて南高の黒賀茜､北高の白崎葵としてそれぞれの高校を仕切っていた二人のヤンキーの出逢いはもちろん喧嘩なのですが､黒賀がα､白崎がΩだったことからヒートとラットを誘発し､喧嘩の筈が危うく番いそうになってしまいます｡茜が自分で自分の顔を殴りつけて何とかその場は事なきを得､そこから二人はお互いに惹きつけられてゆくのでした｡イケメンだけど強面の二人が相手を見る時､相手にときめく時の恥ずかしげな表情がなんとも可愛らしいです｡そしてヤンキーらしく､告白するのも番になるのもあっという間の即断即決です｡2巻では二人は大学に進学し､西高の鬼条遥来､東高の姫川千鶴子とかつての不良四天王揃い踏みとなります｡姫川さんはオタクに目覚めて新しい生き方をしていますが､鬼条は筋金入りの悪い子でちょっとスピンオフの匂いを漂わせています｡サクサクと軽やかに進行する純情ヤンキーの嬉し恥ずかしな恋物語は､喧嘩で鍛えた身体も見応えがありました｡

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pug さん

(女性/－) 総レビュー数：194件

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