このレビューはネタバレを含みます▼
心優しく聡明で健気なクラリス。そして、そんな彼女の内面から滲み出る美しさを知っていたジーン様。似たような構成のお話があるなか、絵もきれいだし、登場人物の背景がきちんと描かれているところにハマってしまいました。
メアリーという頼もしくてかわいいメイドと、ジーンを支えるシド様、マリウス様、ロッテ様などが至る所で力添えしてくれて、メインの2人の輝きが増していきます。
クラリスの実家はもういろいろ最低な展開になっていますが、唯一の救いは(遅すぎる嫌いはあるが)実母に残されていた愛でした。これから、歪な世界にしてしまった罰に報いることになるのでしょう。
とにかく、ジーンとクラリスはもとより、メイドのメアリーが親友でもあり実の姉のようでもあるため、「がんばられましたね!」とクラリスとひしと抱き合う姿でボロ泣きしてしまいました。か、かわいい。・゜・(ノД`)・゜・。
実際にコミックでも揃えたくなりました。