シャンパンタワーの向こう側
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シャンパンタワーの向こう側

りんこ/三原しらゆき

大河風BL、いや大映ドラマ風か。良き。

ネタバレ
2024年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんともドラマティックな歌舞伎町ストーリーですこと!ホストクラブが舞台なのでキラッキラ!良いお話でした。収まりの良いところで 1巻が終わりました。完結でもまぁアリです。が、2巻があるそうです。もともとその予定で始まったお話みたいですね。歌舞伎町、ホスト、訳あり、四天王、オーナー絡み、セ・フレンド、片恋、幼馴染、とてんこ盛り!題材的に重くなったりドロドロしそうなのですが。なんかねー、部活みたい?匂いが健全なんですよねー。皆んな良い子ばっかりだし。面白かったし、2巻も買います。作家さま買いだし。繰り返し読むと思います。ただ。ただね、もう少し艶っぽさというか、陰というか、欲しかったな〜。優雅の登場シーンなんてさ、煌夜、叫びにならない叫びをあげちゃうくらい運命の出会いなんだよ?優雅はもう少しミステリアス且つ気高く、って感じに見たかったです。普通にぽやっとした良い子にしか見えんて。優雅がリューズに縛られる理由もなー、分かる、分かるけど弱い。優雅が京都弁だからか、ホストが舞台だからか、セリフ全てが芝居がかっていて大映ドラマみたいでした。あ、一応褒め言葉として。ドラマティックで面白かったと言う事です。昼ドラになってもおかしくない。むしろ深夜ではない。あくまで個人的な感想です。作画はもちろん美麗ですし、テンポも良く、ページ数も充分読み応えたっぷり、イヤなキャラも出て来ない、自分達の矜持を持って有言実行する彼らは格好良い!ぜひ。
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