推定悪役令嬢は国一番のブサイクに嫁がされるようです
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推定悪役令嬢は国一番のブサイクに嫁がされるようです

菓月わわの/恵ノ島すず/藤村ゆかこ

美醜の基準の違う世界

ネタバレ
2024年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 美醜「逆転」ではないですが、美の基準が「髪の色」の世界です。我々の世界でも、過去には「髪の長さ・つや・量」や「首の長さ」「体のふとましさ」などが美の基準とされていた国や部族があったので、この設定もそこまでぶっ飛んでいるという感じはせず。また他の作品で、魔力が髪の色に現れ 白髪系は「色無し」として書かれているものもあるので、力が髪に現れるというのは受け入れやすかったです。その基準を、「美醜」にした点は漫画の設定として斬新ではあると思います!一方で、美の基準が読み手の我々と同じ主人公(転生)が、ブサイクをかっこいい!と思うのは美醜逆転系のものでは定番なのでそこはそこですごく楽しめます!一番最初のいわゆる断罪シーンが、私が上手く読めなかっただけかもですが、初見では「どゆこと???」となりました。あそこさえクリアすれば、あとはとても楽しい話です。
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