あらためてこの作品の良さを噛み締めた…!





2024年3月7日
むかし読んだときにはもう少し若かったせいかずっとフラフラして女に走りまくる恭一と可哀想な今ヶ瀬に感動よりも「イヤな話だな〜」というイメージの方が強かった。けど、あれから何年も経って読み返してみたら相変わらず恭一にはイラっとしつつも彼の葛藤と彼なりに今ヶ瀬のことがすごく好きなんだな…ということが分かったし、今ヶ瀬の重い愛はエゴと紙一重だし、今ヶ瀬は今ヶ瀬で結局は自分のことばかり考えて恭一の感情はあまり見えてないし…というので不器用な二人の純愛なんだな…と改めて感動してしまった。振り回される周りの女性たちの方が余程気の毒だよね…。映画版はチラっとしか見てないけど、やっぱり漫画の方が真に迫っていて好き。ハッピーエンドのはずなのになんだかもどかしくて悲しいような気持ちが残った。感情をかき乱す名作です。

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