アフターグロウ
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アフターグロウ

吾瀬わぎもこ

心を晒し、癒し癒されかけがえの無い存在へ

ネタバレ
2024年3月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作のみ・188p。
本編自体は165pで完結、167p〜は濃厚な描き下ろし。吾瀬先生のみならず、朝の4時でも返す担当様に感謝を伝えたいくらい完成されたドラマに大満足です。セールだクーポンだと言わずに新刊買いして後悔させない、間違いない、見て欲しい。
出会いからして、ヤバい奴だって分かるのに惹かれてしまう雰囲気もつ天授。煙草を吸う様が一々エロかっこいい、尻まではいった和彫りが匂い立つほどの色気で、初っ端から読み手も臨戦体制。そんな天授と身体の快楽だけで繋がるんじゃない、心を晒して、晒されて、互いにかけがえのない存在へ。
標準語だとシラけてしまう台詞も方言になると俄然、気持ちを盛り上げる。面白い、間違いない作品てのは最初からガッとこちらの意識を鷲掴みしてくる。
前作もですが、吾瀬先生は人の羞恥心を煽り被虐と加虐心を刺激してくるのが上手い。完成された画力にストーリー、文句のつけどころが無い、読後は充足感で満たされます。
最後に大事な事を一つ、何がなんでも「R18版」をお願いします。
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