スピンオフで会いましょう【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】
いちかわ壱
このレビューはネタバレを含みます▼
共演者という関係から始まり、ずっと仕事場でしか会っていないせいか
2人ともずーっと敬語。
しかも言葉遣いがすこぶる良いし、ちょっと若者とは思えない笑。設定年齢いくつなんだろう。。。デビューして3年って言ってるから、20歳そこそこだと思うんだけど…。
特に桐ケ谷くんは まるで小説家のような語彙力。
無表情に近いほどの穏やかな顔で おそらく表情と同じくらい抑揚の無い落ち着いた声で淡々と美しい日本語で喋ってる感じ。
対する真白くんは、アイドルが天職!って感じで明るく前向きで人懐こいですが、かといって天真爛漫!元気いっぱい!ってわけじゃなくて、
ちゃんと人との距離をわきまえてるし、プロ意識高いし、落ち着いた雰囲気を醸し出しまくってる。
2人の会話なんて、穏やか~で淡々としまくってて、絵のタッチもふんわりしているし、全部の要因が重なって序盤は結構寝そうになったりしました。
でもそんな穏やか~な2人が共演者としての意識のまま自然に距離を縮めていって、お互いがかけがえのない存在になっていく様が何とも微笑ましく、
後半は徐々に引き込まれていきました。
上巻ラストでお互いが「この気持ちは恋だ」と気付いて告白したところで終わったので、私が本当に見たいものは下巻にあるのだ きっと…。
下巻はまだ試し読み止まりですが、二人ともまだ敬語!笑
いつタメ口になるのかなー。言葉遣いがキレイすぎて、最後まで敬語でも違和感無いかも。この2人にとって敬語はもはやデフォルトで「他人行儀」という意味は無いのかも。。
えち最中でも敬語だったら・・・それはそれで萌えるな…。
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