アンラッキーと恋の嵐
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アンラッキーと恋の嵐

波真田かもめ

作者買いです

ネタバレ
2024年3月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 灯と春人の視線が合って、そのまま自然にキスをするところが凄く好きでした。更にそのまま雪崩れ込むエッチも二人の感情の高まりが伝わってきて良かったです。
春人がアンラッキー体質という設定なのですが、確かに災難ばかりに見舞われて端から見てると気の毒ではありました。でも、灯との関係が客と店員というところから動き始めたのはアンラッキーのお陰であり、その後もアンラッキーが起こる度に二人の仲はどんどん進展していくんですよね。こうなると、何がアンラッキーでラッキーなのか分からなくなります。面白かったのは、二人が一緒に虹を見て嬉しそうに笑ったところから、「古くは虹は凶兆と捉えられていて」というニュースがテレビから流れる下り。結局、良いことも悪いことも起こっていなくて、起きたことを本人がどう捉えたかなんだなと思いました。なんだか前向きな気持ちになれる、素敵なお話でした。
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