どうしても触れたくない
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どうしても触れたくない

ヨネダコウ

泣きました

ネタバレ
2024年3月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 有名な作品ですが、今更ながらの初読み、初作家さんです。
評価が高いのがわかります。
絵は、美麗というよりはスタイリッシュでかわいたような、哀愁ある雰囲気を描く作家さんですね。
生い立ちに影がありながら、真っ直ぐなノンケ攻と、恋に臆病なゲイの寡黙な受け君。
上司と部下という関係。結構すぐに体の関係になるんですが、中盤からの心理描写や表情がすごい。
ぐいぐいひっぱられました。
そこまで特殊な設定ではないんですが、受け君の思い詰める性格や、一見飄々としてる攻が必死で過去を噛み砕こうとしてる内面等、ページいっぱいに訴えてきます。
とくに受け君のイメージは最初と最後ではがらりと変わる様が見事でした。
ジャンル関係なく言える事ですが、素敵な作品を読んでる時間は珠玉ですね。
才能ある作家さんですね!
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