悪友【コミックシーモア限定版】
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悪友【コミックシーモア限定版】

村上キャンプ

ミサンガと白詰草の花冠の象徴する想い

2024年3月25日
村上キャンプ先生の手腕ですね…チンないのに泣きましたよ。柴崎と吉見、なんですかこの尊い2人。最後のバッサリ切る感じ。敢えて、プラトニックで終わりを迎えさせてる。このあと、2人がどうなるのかは読者の想像に委ねる。この読者への信頼感、最近お見かけしない切り上げ。あぁ〜どうなるの〜と思いつつ満足してしまう。でも吉見は良くも悪くも善性強くて、生半可な覚悟では柴崎を探していないと思うので、柴崎の想いを聞き届ける覚悟で探し出したのだと思います。ファーストキスの柴崎、殴られた柴崎、泣いていた柴崎、自分の前ではずっと笑っていた柴崎…白詰草の花冠は2人の約束の象徴のようで、永遠に切れないミサンガを作って1人祈った柴崎に対し、吉見は永遠に切れない訳ではなく、切れたとしても己で何度でも繋ぎ合わせられる花冠を送った。それが最後の2人に明るい未来があることを想起させます。きっと吉見なら柴崎とずっと繋ぎ合わせられる人生を送れる筈ですから。青春映画かよ〜
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