αな自分とαである運命の番との別れ

ネタバレ

2024年3月26日

このレビューはネタバレを含みます▼ 家柄も頭脳も容姿も全て完璧なDK•神宮寺千夏は自分をαだと信じ切っていました｡ところが9つ下の小学生•長谷川遥に出逢った瞬間に､身体が熱く甘く反応します｡自分はΩで､遥が運命の番なのだと理屈抜きに身体で思い知る千夏でしたが､遥がαもΩもまだ知らない子供でもヒートは容赦なくやって来ます｡運命の番にも溢れ出すフェロモンにも抗えないことを実感しつつ､小さな子供に欲情してしまう自分の浅ましさ､一歩間違えれば犯罪者という不安に千夏は苦しみます｡もちろん幼い遥も千夏のことが大好きで､一心に千夏を慕う純真さに､千夏の自分がαでなくΩだったショックや色んな不安も昇華されてゆくのでした｡第二次性徴前のフェロモン無しの状態で運命の相手がわかるのかが気になりますが､早く出逢いすぎた年の差カプのラブコメとしてふわっとさせておくところのようです｡｢ボクが大きくなったら､ちかさんを守るからそれまで待っててね｣という遥の手紙にほろりとしました｡

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junip さん

(女性/50代) 総レビュー数：0件

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