悪友【コミックシーモア限定版】
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悪友【コミックシーモア限定版】

村上キャンプ

やられた、すごく良いです

ネタバレ
2024年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙とタイトルからもっと怖い内容を想像していたけれど、全然違いました。(いや、ひどい人間が出てくるけれど…)
吉見は太陽のようにピュア、伊織も最初の方こそひねくれていたけれど、育った環境からは考えられないほど良い子です。
再会時、二人はいくつだったのだろう。吉見の髪型が少し大人っぽくなっているので、それなりの時間が経過していそう。伊織の家出した姉と連絡がとれていないように、人を探すのは簡単ではない。吉見が相当の労力を費やしたことが想像されます。
伊織のタトゥーのミサンガとの対比だと考えると、再会したとき吉見がしているミサンガは鹿島さんとお揃いだったものではなく「伊織に会えますように」という願掛けをしたものなのでしょう。
シロツメクサの花冠の花言葉は「私を忘れないで」だそうです。吉見が入れ返したのは、忘れていないよというアンサーでもあるのかしら。
つらい思いをたくさんした伊織の未来が明るいものでありますように。
ーーーーーシーモア島で教えてもらったのですが、先生のX(2024/5/18)に番外編の情報があります。私の想像と違ったけれど、良かったです。ずっと「悪友」というタイトルに違和感があったのですが、タイトルの理由が分かるような内容でした。
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