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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 悪友【コミックシーモア限定版】

    村上キャンプ

    やられた、すごく良いです
    ネタバレ
    2024年3月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙とタイトルからもっと怖い内容を想像していたけれど、全然違いました。(いや、ひどい人間が出てくるけれど…)
    吉見は太陽のようにピュア、伊織も最初の方こそひねくれていたけれど、育った環境からは考えられないほど良い子です。
    再会時、二人はいくつだったのだろう。吉見の髪型が少し大人っぽくなっているので、それなりの時間が経過していそう。伊織の家出した姉と連絡がとれていないように、人を探すのは簡単ではない。吉見が相当の労力を費やしたことが想像されます。
    伊織のタトゥーのミサンガとの対比だと考えると、再会したとき吉見がしているミサンガは鹿島さんとお揃いだったものではなく「伊織に会えますように」という願掛けをしたものなのでしょう。
    シロツメクサの花冠の花言葉は「私を忘れないで」だそうです。吉見が入れ返したのは、忘れていないよというアンサーでもあるのかしら。
    つらい思いをたくさんした伊織の未来が明るいものでありますように。
    ーーーーーシーモア島で教えてもらったのですが、先生のX(2024/5/18)に番外編の情報があります。私の想像と違ったけれど、良かったです。ずっと「悪友」というタイトルに違和感があったのですが、タイトルの理由が分かるような内容でした。
  • 魔王と勇者の戦いの裏で

    葦尾乱平/涼樹悠樹/山椒魚

    この先が楽しみです
    2023年11月26日
    1巻をセール&クーポン、2巻をクーポン&還元で購入し読み忘れていました。それに気が付いて読んだら、とても面白い。ちょうど3巻目が出たばかりだったので、速攻買いました。セールもクーポンも還元もなしで(笑)。
    ほんとヴェルナーが賢くて性格が良い(武力はあまり…みたいですが)。気持ちよく読めます。謎もあるので、興味が尽きない。
    絵は個性的ですがとても魅力的です。人物のアングルが凝っているカットがあったりしてメリハリがあり、戦闘シーンだけでなく全体的に動きを感じます。
    まだ序盤といった感じなので、この先が楽しみ~
    なお、パソコンを持っていらっしゃる方はパソコンで読んだ方が良いです。見開きページが分割されず、大画面なら迫力が失われないので。
  • 吸血鬼と愉快な仲間たち

    羅川真里茂/木原音瀬

    相変わらず蝙蝠アルが可愛すぎる
    2023年9月20日
    ずっと待っていた5巻なので、ちょうど新刊OKのクーポンもあるし還元中なので発売日に速攻購入しました。
    細かいお話はいろいろありましたが、大きな話の流れではそれほど進展がなかったです(ちなみに、5巻ではグロいシーンはありません)。
    でもいいんです。蝙蝠アルの可愛さと、そっけなくわかりにくいけれど実はアルには優しい暁とそっけなくされてもめげないアルの関係性が、このお話の最大の魅力ですから。今回も癒された!
    5巻はアルと家族のお話だったので、次回は暁と家族のお話でしょうか。暁の謎が少し解けるのではと期待が高まります。(しかし、なぜアイスばかり?)
    隔月刊誌で連載が再開されてから休載もなく続いているようなので、1年以内に単行本の6巻が発売されるかも。今から楽しみです。
  • 心の国のアリス【分冊版】

    文善やよひ

    二人のこの先が幸せでありますように。
    ネタバレ
    2023年9月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「極夜」で魅せられた作家様の作品。
    千木良の孤独とようやく流すことができた涙が心に突き刺さります。

    Aもずっと孤独だった様子。千木良より強い能力だから、より孤独が深かったかも。Aにも千木良のように自分を嘘で守っていた時期があったから、千木良のことがよく理解できたのでしょうか。だとしたら、今のスタイルに変わったきっかけは何でしょう。短編なので、色々と想像してしまいます。

    最後の方ではAが思ったことがセリフで上書きされ見えなくなりますが、心が読める千木良&Aと読めない私たちとの違いを痛感します。相手の心を読めない方が幸せなことも多いでしょうが、読めるからこそ分かり合えて幸せにもなれると信じたいです。(ただ、能力に大きな差があるところが気にはなりますが…)

    マジシャンは嘘を事実のように見せる職業なので、もしかしたら嘘で身を守っている度合いは千木良よりAの方が強く、今後より救われるのはAの方かもしれませんね。

    生き辛い能力を持った二人のこの先が幸せでありますように。
    いいね
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  • シェアーズ

    つゆきゆるこ

    ヒロがユージンに出会えてよかった
    ネタバレ
    2023年8月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロとユージンの関係が深化していく過程が一本調子ではなく、すごく現実的で面白かったです。
    でも一番印象に残ったのは、トラウマから解放されるとはどういうことかということを示したところ。

    小さいころ、伯母から守ってくれない母親の言動に深く傷ついたが、今は母親が後悔していて伯母から守ろうと決意していることを知ったヒロ。でも、今はまだ母親を責めるか許すかしかできないから、「俺はあの時傷ついた」ってただの事実として話せる日が来たら、その時母に言うと。
    責めるも許すもまだとらわれている状態で、ただの事実として=そのことから距離を置いて客観視できる状態=傷ついたことから解放された状態ということでしょうか。
    物事に深く囚われている人が一人でそこから抜け出すことは難しく、ヒロがユージンに出会えたことは本当にラッキー。でもユージンが言う通り、ヒロに問題と向き合う力があったからこそ解決の方向に向かうことができた。
    まだ完全には解決していませんが、ユージンが側にいたらヒロは大丈夫そう。

    後、ヒロが状況が悪化すると思ったらスパッとその場を切った(ユージンに「帰ってくれ」といったシーン)のは大切なことで、見習おうと思った。もう少し相手を思いやった上手な切り方ができたら良いけれど、続けて最悪な状態になるよりまだマシな選択だと思う。人間関係は一度の出来事で決まらないことが多いですし。

    トラウマや人間関係について考えされられる、めちゃくちゃ深いお話でした。
  • エクストリームウラメシヤ

    佐岸 左岸

    エンドレスに考察してしまう…
    ネタバレ
    2023年7月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 好きです、こういう構成のお話。私の今の解釈は→

    先輩の家に居候していた黒服君が、自分の浮気が原因で先輩と喧嘩して追い出された後、先輩は交通事故で死亡し、黒服君が指輪と花をお供えする。その後、黒服君は風俗の相手に刺し殺される。黒服君は前世が猫で現世は猫又の魂を持った人間に生まれ変わっていた。黒服君は冒頭で浮気相手に言われたことを言いながら先輩に自分の気持ちを話す。黒服君の気持ちが分かって先輩が抱いていたわだかまりも消えて、先輩は涙して三途の川を渡る。ここまでがAで、Bのあの世では、先輩がAで知った黒服君の本当の気持ちをなぞっていると、(猫なのでルール無視で先に来た。苦しいな)黒服君が熱烈に出迎え、また振り回されることわかっている先輩は「くそ」と思うが仲直り。生まれ変わるまで仲良くする(たぶん)。

    全然わからないのが何回も出てくる「3」の意味。誰か教えて!

    --------

    暗示的な描写が多いですが、私の解釈は
    ◆黒服君のピアスは丑の刻参りの釘。1人にすごく恨まれていたことを示す(あるいは多くの相手から)
    ◆ブランコの揺れは、二人の心の揺れ具合。黒服君は止まっているが先輩は揺れている
    ◆鯨幕は多分初七日。三途の川を渡る日だから。
    ◆先輩の編むマフラーは、黒服君をつなぎとめておきたいという先輩の執着心。一度は手放した(A)のに戻ってくるし(B)
    ◆影の有無は、肉体の有無?火葬が終わっている先輩は肉体がなく魂だけ。黒服君はまだ肉体がある(埋められているかも)。そのため満月が隠れると、黒服君は死人らしい見た目になるが、先輩は変わらない。
    ◆猫の色は、先輩の黒服君への疑念度合い。最初は黒だが最後は白くなって(黒服君の自分に対する愛情を確信して)あの世に向かった。
    ◆花はマーガレットかノースポールか。マーガレットは、恋占いする感じが先輩の揺れる心に合うし、1本だと「運命の人」など花言葉もいい感じだが、真冬(12月~2月)には咲かない。ノースポールの花言葉は「誠実」で違和感あるけれど、「輪廻転生」の意味もあるそう。やはりマーガレットで、咲かないはずの季節に咲いた=ダメなのに恋してしまった、ということかも。いや、現実ではない花=あの世から黒服君が持ってきた花?ということは、黒服君死亡→寂しくなった黒服君にとりつかれた先輩交通事故死???そのほうが怪談っぽい。あぁエンドレスに考えてしまう…