ブランクコード【単行本版】
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ブランクコード【単行本版】

サノアサヒ

荒削りなとこもあるけど

2024年3月28日
冒頭から作品の世界が出来上がっていて物語に引き込まれました。痛みと緊張が全体に張り詰められていて、空気が違うというか、間違いなく素晴らしいものを含んでいる。どういうことなのかなって読み返しながら、理解したい気持ちと、全ては理解できないだろうなという思いが交差しました。独占欲と依存、葛藤、愛と傷、生きる意味と願いを、静かに切なく表現されています。ラストの二人の会話と言葉がとても良かったです。
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