たとえ運命じゃなくても愛してる【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】
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たとえ運命じゃなくても愛してる【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】

木沢さわき

α同士の不安や葛藤

ネタバレ
2024年3月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ α×α。フェロモン事故からセ…レ関係になるのですが、攻めがもう最初からおめ〜ぜってぇ受けのこと好きだろ!!!みたいなムーブなので安心して読めます。受けのことを見る表情とか視線とかがもう"愛おしい"がこもりまくりなんですよね。αはΩと番うのが当たり前な世界で自分と同じαの男性に恋をしてしまって、当然相手からも意識されることはなく、どんな気持ちで恋い慕ってきたのかと思うと……涙
それで自分にも、相手にだって"運命の番"がいるわけじゃないですか。オメガバースの世界って理から外れる人間に対して本当に無慈悲な設定だけど、だからこそドラマチックだし乗り越えたときに本能ではなく自分の意志で選んだ、って思えるところがすごく好きだな……とこの作品を読んで改めて思いました。途中切ないところもあるけど重くなり過ぎず、ハチャメチャハッピーエンドです!
受けが抱えていた不安は多分攻めと付き合っていくうちに全然心配要らなくなるんだろうな〜!と思えて良かった!でも続編とかでしっかり読みたいな笑 作中で出てきたβ×Ωカップルも素敵だったからそちらのお話も読みたい!
この作品、フェロモンに誘発される事故が3回程あるのですが、理性が本能に侵食される描写が弱かったのが少し惜しかったかな。もっと理性を失いそうになって必死に抗ってる演出でも良かったかも。じゃないと二人が初めてセッ…したときに生中…しをキメた攻めのこと許せね〜〜〜んだ……おれ……(他の場面ではちゃんとゴムしてるのであのときは理性トびかけ設定だったかもだけど、その描写が弱いせいで普通の状態で生中…しした最低男に見えてしまうため)
修正は白抜き。「俺にも抱かせろ」って言うくせにお尻いじらないと物足りなくなっちゃって一人のときもお尻いじる様になっちゃう受け、良かった。才能がある。
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