【バラ売り】メルティホワイトアウト
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【バラ売り】メルティホワイトアウト

鯛野ニッケ

メリハリのある面白さ抜群の素晴らしい作品

ネタバレ
2024年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 鯛野ニッケ先生の作品で、単行本になるまで待とうと思っていたのですが、1話の単話売りが始まって我慢できずにすぐに買っちゃいました(*´꒳`*)今3話まで出ていますが、物語が大きく動き出していて、めちゃくちゃ面白いです😄

小さな劇団の脚本・演出家である辰彦と元劇団員で今や超人気俳優の真樹のストーリー。大スターの登場に色めき立つも、真樹は声を失っていた。しばらく休もうと、何気なく過ごす日々。そんな中、公演日に主演が間に合わないというアクシデントが起こる。そこで立ち上がった真樹の声が…。

一体真樹に何が起こったのかと、脳内で想像が広がりますが、すぐには答えは見つからない。まずは真樹という俳優がどれだけすごい役者なのかということが短い描写の中で伝わってきて、大スターとしての貫禄に圧倒されます。そして、真樹が今までどんな生活をしていたのかがうっすら見えてきたところで、物語は過去へ…。
いやはや、ストーリーの構成といい、キャラといい、見せ方といい、本当に素晴らしい(//∇//)ゆったりとした空気感の中に緊迫した雰囲気があり、そのメリハリが読者の心を鷲掴みにします💗

真樹自身もなぜ声が出なくなったのか分からず、一緒に紐解いていく中で、真樹の気持ちがガーっと心に流れ込んできて、切なさでいっぱいになるんですよね(T ^ T)真樹〜!好きだ〜‼︎
天才で、何不自由なく我が物にしていると思っていた大スターが本当に欲しかったものとは…、そして、辰彦のオリジナルは生み出されるのか…、どうか2人にとってお互いが救済になりますようにと願わずにはいられません。

鯛野ニッケ先生はどうしてこんなに心情を描くのがお上手なんでしょうね(*´∀`*)なんかもう、毎話読む度に真樹と辰彦の心が一つずつパカッパカッと開けられていって、アイテムゲットしたような感覚になります笑。ホント素晴らしい!真樹くんは目がキラキラしててかわいいし、辰彦さんには「おいで」って私も言われたい笑🖤超かっけーっす!大好きなメインカプに、幸せになってほしい♪(´ε` )☘
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